2008年12月17日

修斗伝承

仕事の繋がりでシューティング後楽園大会を観戦。

リングサイドで見るガチンコ格闘技は、さすがに迫力がある!

知っている選手は佐藤ルミナ位だったが、

メインに登場した王者・門脇選手には…ある意味で注目させられた。
試合前に流れる、選手紹介VTR。

“何度も道を諦めては帰ってくる挫折だけの人生、
でも自分にはシューティングしかなかった。”

“佐藤ルミナと戦って人生の流れが全て変わった…
それまでの自分なら嬉しくて泣くなんて事は考えられなかった”

そんな門脇選手のコメントには、
ある種…勝負師の匂いを感じざるを得ない。

“強くない自分がチャンピオンになったのも天の使命だと思うから、
特別に何かしなくても、勝っても負けてもそのままが使命なんでしょう”
 
“対戦相手は自分より強いけど、流れ的に自分が勝つんじゃないかな。”

勝負事における”天命”と”流れ”は確実に存在し、全てを支配する。

ただ、何が門脇選手に不足しているのか…勝つ雰囲気が無い。

前王者で対戦相手のリオン武選手は明るいイケメン・・・まさに陰と陽。

そして、一進一退の互角の攻防の末…リオン選手が判定勝利し、王座移動。

真剣勝負の勝敗には様々な要素が絡んでくる。

ましてや極限まで鍛え上げられた者同士が頂点を競う
チャンピオンシップでは、選手個人の力差は殆ど無いだろう。

今回、明暗を分けた僅かな要素、
それは文字通り…明るさだったのではないか。

ベラミスの剣…

古代ギリシャ神話時代 
永遠のライバルといわれた闘いの神
ベラミスとマルスはその実力において全くの互角であり 
幾多の死闘を経ても決着はつかなかった

ある時マルスは一計を案じ 
試合前密かにベラミス愛用の剣をそっくり同じ形ながら
ほんのわずかに重い剣に取りかえた

それと気づかぬベラミスは 
ふだんよりわずかに重い剣のため 
おくれをとり敗れ去った

極限まで互角のふたつの力が競い合う場合 
どんなにささいなことであれ狂いが生じれば

そこに優劣ができてしまうということである

           太公望書林刊『ギリシャ神話に見る現代人への教訓
』より

鉄則92・ペシミスト<オプティミスト

極限の闘いにおける楽観度合い…それはまさしく、ベラミスの剣。

勝利の流れは”陰”より”陽”へ引き寄せられる傾向があるのかも知れない。

”笑う門には福来たる”とは…よく言ったものだ。

TOTAL 676,500円
ラベル:修斗
posted by ガンダーラ鈴木 at 03:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 奥義探求 プロ格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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