13年近く前…当時お世話になっていた声優事務所が近所にあり、
レッスン終了後に仲間達と毎回立ち寄っていた喫茶店と同じビルなのだ。
将来、この場所で働くなんて、当時は思いもしなかった。
そして…ここで運命の出会いが待っていようとは!
それは、梅雨入り前の曇天の朝…
アイス珈琲をテイクアウトすべく懐かしの喫茶店へ入ると、
カウンターの一角が目映いばかりの光を放っている…
ま、眩しすぎて前が見えん!
光の中から声が聞こえた。
『いらっしゃいませ』
光琳の中心は…女性!
思わず無理をして30円高いLサイズを注文(泣)。
…せめてもの意地。
『お砂糖とミルクは?』
ぐおっ…ひ、1つ…いや、2つずつ!
…更なる意地。
『ありがとうございました(微笑)』
流麗華美な“いらっしゃいませ”からの一連の流れ…
私は危うく気絶しそうになるのを必死に耐えた。
梅雨入り前の曇天に差し掛かる一筋の光の矢…
リボン店長との出会いである。
TOTAL 983,750円


