

人の価値観は千差万別だが、
ギャンブラー派とアーティスト派ほど、ビジネスの舞台で並び立たないものはない。
現実主義・結果重視のギャンブラー派はいかに労少なく多益を生むかを考え、
浪漫主義・過程重視のアーティスト派は完全燃焼と遣り甲斐を仕事そのものに求める。
それぞれの属性が求める最重要事項が根本的に違う。
ギャンブラーは「勝つ」事。
アーティストは「満足する」事。
例えば、
アーティスト派はパチンコに膨大な時間を費やす奴を理解出来ないし、
ギャンブラー派はストリートライブをやる奴を理解出来ない。
理由は共に「時間が勿体ないだろ」
この2派がチームを組んだ場合、
@満足して勝てば双方OK!
A不満でも勝てばギャンブラーOK!
B負けても満足できればアーティストOK!
ギャンブラーは勝算あるものに対しては如何なる労力も惜しまない反面、
どうでもいい事には目もくれない。
アーティストは常に動いてないと不満・不安で、どうでもいい事にまで意味を見出そうとする。
しかし、テンションが下がると一気にやる気を失う。
@を目指せている間はいいが、
AとBのせめぎ合いとなればもう、関が原合戦の開幕である。
アーティストは仕事をライブ(目的)と考え、ギャンブラーは博打(手段)と考える
原点からの相違。
どちらも間違ってはいないが、正しいとも言い切れない。
ただ、勝つ為に双方足並みをそろえようとするならば、
この時ばかりは、ギャンブラーサイドの折り合いが不可欠となる。 TOTAL -39,180円



