菩薩君が訳も判らず打ち続けていた台は、正しく伝説のスロット機であった!
ワンバー・〇ン
馴染みが無くて当然・・・
あまりの破壊力にホールから敬遠され、私の知る限り一部地域を除き、
沖縄でしか稼動していなかった幻の爆裂台なのだ!
その昔・・・
国際通りで一度、35万オーバーを記録。
また数年前・・・
沖縄本島からも姿を消したこの台を求めて石垣島まで足を伸ばし、
60万超えを果たした、忘れえぬ名機である。
まさか時を経て・・・ここで再会する日が来ようとは!
ワンバー最大の特徴は、大当り後などに下段別リールの抽選を行い、
これを引き当てれば延々と出玉を放出し続けるBC(ベルチャンス)に尽きる。
那覇では・・・
同行者が兵隊の幽霊が出たとか騒いで断腸の思いで途中換金した。
また、台風に直撃された石垣では・・・大当り消化中に飛行機が飛ぶ事になり、
これまた涙を呑んで宿泊先の若夫婦に当たり台を渡したものだ。
※後日『石垣ルール』という事で、
半金の30万をレシートのコピーと一緒に、わざわざ送ってくれた。
何れにせよ・・・約20年に及ぶ我がパチスロ人生に於いて、
最大の爆裂機であると同時に・・・最も思い出深い、ワンバー・ワンである。
スロは世に連れ世はスロに連れ・・・
かつての恋人達が語りかけて来る様な感傷に包まれ・・・
不覚にも涙が溢れた(涙)
ほんの少しだけでいい・・・
ワンバーとのひと時を噛み締めたいっ!
迷う事なく、20万を追加投資した事は言うまでもない。
『めん・そ〜・れ〜!』
石垣島の旦那が教えてくれたワンバー攻略法は、
レバーを叩きながらこの呪文を唱える事だった。
『鈴木さん、上でモニター見てる連中が大爆笑ですよ!』
勝負を切り上げ、ロビーで寛いでいたキヨさんからメールが届く。
泣きながら20万もの追加投資をした挙げ句、
『めん・そ〜・れ〜』を連呼する様が中継されていた様だ。
笑うなら笑ってくれ・・・
その嘲笑はやがて、羨望のため息へと変わる事だろう。
ワンバーによって!
これはもはや・・・宿命!
ワンバー・〇ン、
必ずや・・・爆裂させて見せる!!!
(続く)
ラベル:ワンバー1