開催目的や主催者など詳細は不明(聞かない事にしといた)
だが、明らかに一般人でなさそうな連中が多い。
完全成功報酬の傭兵として参加した私のパートナーは〇宗
しかも謎の『こうせっていかくてい』告知付き。
果たして・・・これは僥倖か?
それとも・・・。
クレジットは2000。
これが尽きた時点で終了、または追加投資となる。
いずれにしろ、勝つしかない事だけは確かだ。
開始早々、南〇育ちの先生が大当りを引き当てる・・・
が、レギュラー単発。
他の参加者も次々に当たりをGET。
我々には沈黙の試練が続く。
何でもアリのスロット大会・・・
キヨさんは体感機を使用するとの事だが・・・
それも初当たりを引かなければ意味を無さなそうだ。
22時から翌朝10時にかけての競技時間中・・・外出は禁止
だが、ペンション内を自由に行き来出来る。
台はMAXベットボタンを長押ししてオートプレイにしておき、
当たれば係のスタッフが通常通り消化してくれるのだ。
後はスイートルームで仮眠を取るもよし、
受付のあったロビーで会場の様子をモニターで見ながら、
シェフの料理を楽しむもよし・・・
まるで、海外のカジノホテルの様なサービス。
であるにも関わらず、どういう訳か誰ひとり会場から出ようとはしない。
何よりも気になるのは、全員が悲壮感漂う表情を崩さない事だった。
代打ちの私は気楽なもので・・・
〇宗の次回期待ゾーンまでの間、暫し寛ぐ事にした。
高級食材が並ぶロビーでは・・・
北京ダックやフォアグラまで食べ放題!
モニターには今にも泣き出しそうな菩薩君が
例によってVUITTONの財布でレバーをブッ叩いている様子が映し出され、
思わず爆笑。
アホな奴・・・訳の分からない台を選ぶからこうなるんだよ。
程なく、キョンキョンもロビーに合流。
一緒にモニターを見ながら爆笑していると、血相を変えたキヨさんが上がって来た。
『何やってんの、早く戻って!』
オートプレイでは子役の取りこぼしが起きる事と、
手動に比べて総回転数が減るからすぐに持ち場に戻れとの事。
ここまで徹底を強いられる理由はただ一つ・・・
今、我々は相当な高レートのギャンブルをやっているという現実だろう。
ちょっと・・・背筋が凍りつく感覚が過ぎった。
(続く)
ラベル:闇スロ