『凄いギャンブルがあるんで、ここは兄貴の超能力で何とかお願いします!』
4号機のゾーンから当たり回転をたまたま的中させた事を、
未だに超能力と勘違いしてるのだろうか・・・
勝手に神輿に祭り上げられた様だ・・・この男色刺青男に。
ここはゴルゴにでもなったつもりで、からかうしかない。
で…報酬は?
『勝てば250万じゃ少ないっすかねえ。』
な…何だと!?
『スミマセン、スミマセン、分かりました!280万出します!』
これ・・・相当ヤバそうな匂いが漂って来たんですけど(涙)
でも…まぁ、せっかくだから。
…300だ。
『えぇ〜!酷いっすけど…絶対勝って下さいよぉ』
…マジ??
勝てば300万て…一体どんなギャンブルだよ(涙)
麻雀とか知らない博打では話にもならない…
そこで『競技種目』を尋ねた所、意外な回答に正直、たじろいだ。
『スロット』らしい。
一体、どんなスロットだろうか…
軍資金は菩薩君が既に『会費』を支払った為、負担なし、と言う事だ。
闇スロとも違う…混然一体となる『不安』と『興味』。
そして、菩薩君の愛車JAGUARに乗って訪れたのは…
皇室御用達の避暑地!?バブル期に成金が買い漁った、あの別荘地。
その一角にあるペンションの地下に堂々とその『会場』はあった!
勝てば300万!
負けてもノーリスクという怪しげなる闘いが幕を開ける!
(続く)
ラベル:闇